化石ハンター メアリー・アニングの情熱 [Mary Anning]
2012年8月30日 No.743 取材・執筆/根本玲子・本誌編集部 化石ハンター メアリー・アニングの情熱 世界に先駆け地質学研究が発展した 19世紀初頭のイングランドに プロの女性「化石ハンター」がいた。 彼女の名前はメアリー・アニング。 今号では貧しい階層の出身ながら 時代の最先端をいく学者たちと渡り合い、 不屈の精神で化石発掘に人生を捧げた ひとりの女性の偉業をふり返りたい。...
View Articleスコットランド最愛の息子 詩人ロバート・バーンズ [Robert Burns]
2012年11月29日 ●Great Britons●取材・執筆/佐々木敦子、本誌編集部 スコットランド最愛の息子 詩人 ロバート・バーンズ Robert Burns 酒を愛し女性を愛し、 そしてハギスにまで情熱的な詩を捧げた 18世紀スコットランドの国民詩人、 ロバート・バーンズ。 『スコットランドの息子』と呼ばれ、 今なお愛されるバーンズの詩の秘密と、...
View Articleアイヌと共に生きた男 ニール・ゴードン・マンロー 《前編》 [Neil Gordon Munro]
2013年5月30日 No.781 取材・執筆/佐々木敦子・本誌編集部 アイヌと共に生きた男 ニール・ゴードン・マンロー [前編] 20世紀前半、日本でアイヌ人たちの保護に人生を捧げた 一人のスコットランド人がいた。 彼の名はニール・ゴードン・マンロー。 考古学への興味から来日するが、 アイヌ先住民との不思議な縁が彼のその後の運命を決した。 「アイヌの皆の様に葬ってくれるね」と言い残し...
View Articleアイヌと共に生きた男 ニール・ゴードン・マンロー 《後編》 [Neil Gordon Munro]
2013年6月6日 No.782 取材・執筆/佐々木敦子・本誌編集部 アイヌと共に生きた男 ニール・ゴードン・マンロー [後編] 20世紀前半、日本でアイヌ人たちの保護に人生を捧げた 一人のスコットランド人がいた。 彼の名はニール・ゴードン・マンロー。 考古学への興味から来日するが、 アイヌ先住民との不思議な縁が彼のその後の運命を決した。 「アイヌの皆の様に葬ってくれるね」と言い残し...
View Article救世主か、破壊者か―。鉄の女 マーガレット・サッチャー《前編》 [Margaret Thatcher]
2013年8月29日 ●Great Britons ●取材・執筆/本誌編集部 救世主か、破壊者か―。 鉄の女 マーガレット・サッチャー 《前編》 大学卒業後の1950年頃、化学関連の会社で研 究員として働いていたマーガレット。© AP Photo 『鉄の女』と呼ばれた英元首相マーガレット・サッチャーが、今年の4月この世を去った。...
View Article救世主か、破壊者か―。鉄の女 マーガレット・サッチャー《後編》 [Margaret Thatcher]
2013年9月5日 ●Great Britons ●取材・執筆/本誌編集部 救世主か、破壊者か―。 鉄の女 マーガレット・サッチャー 《後編》 © PA 『鉄の女』と呼ばれた英元首相マーガレット・サッチャーが 今春この世を去った。 英国病と嘆かれたこの国を、妥協を許さない救国の意志で率いて、 復活への道筋を示した。 逝去してもなお、賞賛と激しい憎悪を同時に受ける...
View ArticleAnyway the wind blows...フレディ・マーキュリー
ブリティッシュ・ロック・バンド、クイーンのリード・ヴォーカルとして圧倒的なパワーでファンを惹きつけ続けたフレディ・マーキュリー。 エイズによる、その衝撃的な死は、悲劇のロック・スターの印象を強くした。 しかし、その死後、彼が大切にした人々により、ミステリアスだった彼の生き様は、広く語られるようになる。 彼がどれほど愛すべき人物で、いかに人生を謳歌したかということも。 Special Thanks...
View Article英国繁栄の礎を築いた強運王 ヘンリー8世
第二次世界大戦以降、「弟分」にあたる米国にトップの座を譲らざるをえなかった英国だが、かつては『日の沈まぬ国』と呼ばれ、世界をリードする大国として繁栄を謳歌していた。 この繁栄につながる転機のひとつとなったのは、カトリック教会からの決別だったといえよう。 その種をまいた、すなわち繁栄の礎の一角を築いたといえる人物、ヘンリー8世についてお届けする。...
View Article庶民派の偉大なる文豪 チャールズ・ディケンズ
大英帝国の黄金期といわれるヴィクトリア朝時代を生きたチャールズ・ディケンズ。 シェイクスピアには及ばないまでも、英国が世界に誇る文豪の一人として広くその名を知られる。 その作品の多くは貧しき人々を物語の主人公にすえたもので、慈愛精神や社会変革を強く訴え、現在においても英国人が「子供に読ませておきたい文学作品」の上位に文句なく選ばれる名作群として不動の地位を占めている。...
View Article英モダン・デザインの先駆者 ウィリアム・モリス
英国モダン・デザインの大御所といえば、真っ先に挙がる名前の一つに違いないウィリアム・モリス。 優れた芸術家であると同時に実業家としての手腕も兼ね備え、商業的にも成功、そのうえ、詩人、政治活動家としても大きな功績を残した。 しかし、その成功者としての顔の裏に、親友と妻との関係に耐え忍ぶ夫の顔も持っていた。 今回は、この偉大な人物の様々な顔をご紹介したい。 ●Great...
View Article出版200年 フランケンシュタインを生んだ女 メアリー・シェリー波乱の生涯
怪奇小説『フランケンシュタイン』の作者として知られる英作家、メアリー・シェリー。 『フランケンシュタイン』は、単なる怪物ホラー・ストーリーと捉えられがちだが、 実は誰からも愛されず孤独に苦しむ「クリーチャー(Creature)」の姿を描いた哀しい物語である。 今回は、20歳という若さで後世まで語り継がれる怪物を生み出したメアリーの波乱の人生と、 出版から200周年を迎えた名作誕生の背景を追う。...
View Article英国を守り抜いた、隻腕隻眼の英雄 ホレイショ・ネルソン
「トラファルガー海戦で英国を勝利に導いた提督」として、英海軍史上もっとも賞賛された男、ホレイショ・ネルソン(Horatio...
View Articleクリスマスを生んだ、偉大なる文豪チャールズ・ディケンズ
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View Article処刑されたスコットランド女王、メアリー・ステュアート
宗教対立や権力闘争が激化する激動の時代に、3度の結婚と死別を繰り返し、長い幽閉生活の末に断頭台で命を散らせた美貌のスコットランド女王、メアリー・ステュアート。今号では、フランス、スコットランド、イングランドの「3つの王冠」に翻弄された、メアリーの波乱の生涯をたどってみたい。 ●グレート・ブリトンズ●取材・執筆/本誌編集部 1568年5月13日、スコットランド南端。...
View Article「カンタベリー物語」の生みの親、ジェフリー・チョーサー
■ 英国には、シェイクスピア誕生より遥か以前に、庶民の言葉で語り、市井の人々に文学の扉を開いた人物がいた――。偉大なる詩人・著述家であるジェフリー・チョーサー(上図)が作品に込めた、中世の社会・思想、そして男女関係とは? 今号では、チョーサーが歩んだ人生をたどるとともに、奥深い「カンタベリー物語」の世界に足を踏み入れてみたい。 ●グレート・ブリトンズ●取材・執筆/本誌編集部 世界遺産にも登録された...
View Articleフレディ・マーキュリー 衣装で見る変身ヒストリー
ブリティッシュ・ロックバンド、クイーン。クイーンといえば、その音楽はもちろんのこと、奇抜なフレディの衣装(彼は笑われることも意識してやっていたらしい)やルックスの変化もかなり印象的だった。華麗なる貴公子から、ヒゲ・マッチョのおじさんにまで、艶やかに変身したフレディの衣装の変貌(ほんの一部)を追ってみよう。 Special Thanks to: Phil Symes, Richard...
View Article世界でもっとも美しい遺書 ヴァージニア・ウルフ
ヴァージニアが遺した遺書( © openculture.com) ■ 英国のモダニズム文学を代表する作家ヴァージニア・ウルフ。戦争、フェミニズム運動など変革の風が吹き荒れた20世紀初頭を生き、作家として評価を得るも自ら命を絶ってしまう。今回は、世界でもっとも美しい遺書を残したとされるヴァージニアの人生をたどることにしたい。 ●Great Britons ●取材・執筆・写真/本誌編集部...
View Articleハワード・カーター ツタンカーメン発掘に生涯をかけた男
■1922年、世界中の専門家が実在を否定していたツタンカーメンの墓が、未盗掘で発見された。 その偉業を成し遂げたのは、無名の英国人考古学者、ハワード・カーター。 現在開催中の展覧会にあわせ、世紀の大発見に隠された男の苦難と悲哀をたどる。 ● Great Britons ● 取材・執筆/本誌編集部 少年王の死 時をさかのぼること、約3300年前。...
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